コラビア/ルーマニア

コラビア/ルーマニア
1973年 秋

ピテシュティで友達になったフロリカさんから、彼女の知人の結婚式に招待された。

場所はブカレスト南西150km、ピテシュティから南に120Km、
ドナウ川沿いの町、コラビア。

ルーマニア語はおぼつか無かったが、一人で汽車に乗って出かけた。
(ドイツ語、フランス語は通用するが英語はあまり使われて無かった。)
彼女の家で夜の家庭食をご馳走になり、そこに一泊して、翌日式に出席した。
落ち着いた、質素な式だった。

ドナウ川の対岸はブルガリア、昔聴いた歌詞を想い出し、かすかに口ずさんだ。
ロシア民謡「バルカンの星の下に」の一節、
♪黒き瞳いずこ 我が故郷いずこ ここは遠きブルガリア ドナウの彼方♪
黒い瞳という言葉はここではロマ(ジプシー)の女性の煽情的な魅力を指すらしい。

結婚式参列者
結婚式参列者

フロリカさんと弟
姉弟

フロリカさん親子
母娘

送られてきた記念写真
記念写真

ドナウ川
ドナウ川

対岸はブルガリア
対岸はブルガリア

1887年、ルーマニアの独立戦争の勇士の銅像
1887年、ルーマニアの独立戦争の勇士の銅像

テーマ : 旅行記
ジャンル : 日記

コンスタンツァ/ルーマニア

コンスタンツァ/ルーマニア
1973年 秋

コンスタンツァはブカレストの東200Km、黒海に面する人口30万人の港町。
紀元前7世紀にギリシャ人が建設し、4世紀にローマ皇帝コンスタンチヌス1世が町を整備した。
ローマ時代の遺物を収蔵する「考古学博物館」があり、海岸には15世紀のビザンチン時代に
造られた「ジェノバの灯台」の他、カジノがある。
カジノの海岸通りは、夕暮れ時、カップルや家族連れに人気、当時は政府要人専用だった。

ドナウ・デルタを見てみたいと、コンスタンツァから北120Km、トゥルチャに足を延ばした。
農業と漁業が産業の中心で小さな造船所のある田舎町。
デルタ観光起点の町、クルーズ船が出る。

ドナウ・デルタはドナウ川が黒海に注ぐ川口に形成された広大な湿地帯のデルタ地域で、
世界遺産(自然遺産)に登録された自然保護区。
無数の支流や湖、沼地が点在し、葦原や森が広がっている。淡水魚や多くの野鳥の宝庫で、
モモイロペリカンが生息地する。

フィルムが切れて、現地でアグファのフィルムを買ったら、セピア色になってしまった。

コンスタンツァの岸壁
コンスタンツァの岸壁

コンスタンツァ港
コンスタンツァ港

コンスタンツァの浜辺
コンスタンツァの浜辺

カジノ
カジノ

クルーズ船
クルーズ船

貨物船
貨物船

ドナウデルタ
ドナウデルタ

黒海
黒海

ドナウデルタ上流
ドナウデルタ上流

テーマ : 旅行記
ジャンル : 日記

ティミショアラ/ルーマニア

ティミショアラ/ルーマニア
1973年 秋

ブカレストから西北に約500Km、ハンガリー、セルビアとの国境近くの都市。
工業都市であり、またヨーロッパで最初に電気による街路灯が導入された町でもある。
市内には路面電車が走っている。

1989年12月、ニコラエ・チャウシェスクに対する蜂起がここで起こった。
これがルーマニア革命の始まりとなり、1週間後にチャウシェスク政権が崩壊し、
彼は公開処刑され、ルーマニアは民主化へと進んだ。

「正教会大聖堂」は街のシンボルである。
ルーマニア正教会の建築物であるが、このビザンチン様式は他の正教会とは、やや趣を異にする。

市中心部の噴水
中心部の噴水

市内の路面電車
市内の路面電車

大聖堂を望む広場
大聖堂を望む広場

大聖堂
大聖堂

一部はビザンチン様式
一部はビザンチン様式

イコンで飾られた聖堂内の壁
イコンで飾られた壁

ドナウ川の遊覧船
ドナウ川の遊覧船

対岸は当時のユーゴスラビア
対岸は当時のユーゴスラビア

郊外では羊の放牧
郊外では羊の放牧

テーマ : 旅行記
ジャンル : 日記

シナイア/ルーマニア

シナイア/ルーマニア
1973年 秋

ブカレストの北西130Km、標高800mのカルパチア山脈の南麓にあるリゾート地。
「カルパチアの真珠」とよばれ、かつて貴族の避暑地だった美しい街並みを持つ。
冬はスキー場として賑わう。
19世紀にドイツ出身のカロル1世が建造した豪華な夏の離宮「ペレシュ城」をはじめ、
「シナイア僧院」や「ペリショール城」などの見所がある。
ペレシュ城内部には甲鎧や刀剣などの武器、絵画、彫刻、家具類なども展示されている。

雪がちらつくペレシュ城
雪がちらつくペレシュ城

ペレシュ城の尖塔
ペレシュ城の尖塔

城内の螺旋階段
城内の螺旋階段

城内の祭壇
城内の祭壇

ステンドグラス
ステンドグラス

ステンドグラス
ステンドグラス

壁面の装飾が綺麗
壁面の装飾が綺麗

甲鎧の展示
甲冑の展示

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ジャンル : 日記

ブラショフ/ルーマニア

ブラショフ/ルーマニア
1973年 秋

ブカレストから北に170Km、ルーマニアのほぼ中央にあるカルパチア山脈に囲まれた町、
トゥンパ山からは町全体が一望できる。
14世紀には商工業活動の中心として発展してきた。
旧市街は古い街並みが保存され、古都の面影が残る。
ここに、以前は最初のルーマニアの戦闘機を生産した飛行機製造工場があった。

ブラショフから南西に30km、ブラン村のブチェジ山麓にある中世の古城、ブラン城は
「吸血鬼ドラキュラ」に登場するお城のモデルとされているが
ドラキュラ公ヴラド3世は、実際にはこのお城には住んでいなかった。
当時はまだ観光地化せず、質素な造りのお城で、訪ねる人も少なく、ひっそりしていた。

ここから約13Km離れたポイアナブラショフは、山々と森林とに囲まれた
ウィンタースポーツのリゾート地で、国際観光センターもある。
ホテル、レストラン、山小屋、別荘があり、スキーコースは各レベル別に完備している。
他に、スケート、テニス、ミニゴルフ、プール、サウナ、メディカルジム、
ディスコ等が楽しめる。

山頂から町の眺め
山頂からの眺め

町の入口
街の入り口

旧市街
旧市街

新しい街並み
新しい街並み

ブラン城
ブラン城

ポイアナブラショフ
ホテル
ポイアナブラショフ ホテル

ポイアナブラショフ
飛行機の展示
ポイアナブラショフ 飛行機の展示

ポイアナブラショフ
屋外スケートリンク
屋外スケートリンク

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ピテシュティ/ルーマニア

ピテシュティ/ルーマニア
1973年4月

ブカレストの西北120Km、アルジェス州の州都。
戦時には滑走路となる高速道路でブカレストと繋がる。
重要な鉄道のジャンクション地で、大戦中はシンプロン・オリエント急行もこの路線を運行した。
自動車メーカーダチア、他数社の自動車部品産業の会社がこの街の近くにある。

ルーマニアは石油産出国であり、ここには石油精製所を初めとする石油コンビナートがある。
チャウセスクの方針により国内で付加価値を高める施策として各種プラントの建設が実行された。
三井グループのプラント輸出に関連し、ここに8ヶ月滞在した。

工業都市ではあるが、アルジェス川畔の静かな佇まい、街作りは綺麗。
毎年春期に、ここでチューリップ・シンフォニーとして知られる祭りが開催される。
チューリップは1972年頃、3千前後の球根が他の花と一緒に中心街に植えられた。
夕方になると人々が街に繰り出し、何をするともなく歩道を散策する。
市内にはバザールがある。

ブカレスト~ピテシュティ高速道路
有事には戦闘機の滑走路になる
高速道路

石油コンビナート
石油コンビナート

花があふれる町
花があふれる街

カフェテラス
カフェテラス

ロト売り場
ロト売り場

市内のバザール
バザール

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ブカレスト/ルーマニア

ブカレスト/ルーマニア
1973年4月

バルカン半島の北部にある北海道程度の大きさの国。
ドナウ川を隔ててハンガリー、セルビア、ブルガリアと、
北にウクライナ、北東にモルドバと国境を接し、東は黒海に面している。
大戦前までは、緑の景観と、美しい絵のような建物が調和し、「東欧のパリ」と呼ばれていた。

ローマ帝国の領土となった時期があり、国名も「ローマ人の国」を意味し、ローマ人の子孫との
誇りを持つが、ラテン系、スラブ系、ロマ人(ジプシー)、など様々な民族・集団からなる。
言語はロマンス系の言語、イタリア語によく似ている。
宗教的には正教会(ルーマニア正教)。

オスマン帝国やハプスブルク家の支配下にあったが、大戦後ルーマニア人民共和国が成立した。
1989年、チャウシェスクの独裁政権がルーマニア革命によって打倒され、民主化された。

主食は小麦とトウモロコシが基本。小麦はパンに加工される。トウモロコシは挽いて粉にし、
煮てから牛乳、バターを混ぜ、ママリガと称する料理にして食べる。
見かけは黄色味の強いマッシュポテトに似ている。

肉料理の代表は、ひき肉と刻みタマネギをザワークラウトに似たキャベツの漬物で巻いて
煮込んだサルマーレで、ルーマニア風ロールキャベツ。

スープは具が多く、煮込み料理に近く、チョルバ と称する。ふすま(小麦の糠)を発酵させて
作るボルシュという調味料を入れ、酸味をつける。

ワインもあるがプラムから蒸留したツイカという地酒が良く飲まれる。ツイカは40度以上にも
なる強い酒、燗をつけて(温めて)飲むこともある。

道端ではジプシーがヒマワリの種を売っている。
皮をプチプチとむいて食べる。

ブカレストの凱旋門
ルーマニアの統一を記念に建てられた
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ブカレスト北駅
ルーマニア最大の鉄道駅
欧州各国からの国際列車が乗り入れている
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市内中心街
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旧共産党新聞社の本部
前の大きなレーニンの銅像は1989年の民主化で撤去された
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ディプロマット・クラブ
外交官倶楽部
国内唯一のゴルフ場があった
クラブハウスの免税店でスイスチョコが買えた
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プロフィール

中~後期高齢者 のび


拙筆、拙写 : 中~後期高齢者 のび
日々の日記及び
新しいデジカメ画像から
古いアルバムの銀塩写真まで、
思い出の記録を整理。
熊本県在住。

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